ワイルド・タウン 英雄伝説

クリス・ボーンは、米軍特殊部隊の一員として務め、除隊して故郷の町へ20年ぶりに戻ってきた。ところが、町は荒廃を極め、かつては製材業で栄えたが、いまはその面影すらない。大通り裏で白昼堂々、ドラッグが売買され、通りにはアダルトショップが軒を出していたのだ。父親が働いていたハミルトン製材工場は閉鎖され、廃屋同然となっていた。そのハミルトン製材工場の跡取りだったジェイは工場を閉鎖し、町の中心地にギャンブルと風俗をいっしょにした娯楽場「ワイルド・チェリー」をオープンさせて大成功をおさめていたのだ。彼は町の実力者にのし上がっていたが、ジェイの周辺からはいい噂は聞こえてこない。レイと仲間はクリスを「ワイルド・チェリー」へと連れて行った。トップレスで妖しく踊る女性たちにラブコールする男たち、すぐ横でギャンブルにアツくなっている者たち。幼なじみのデニが踊り子をしていることにショックを受ける。クリスの仲間はギャンブルのカモにされ、クリスはその騒ぎで上半身に瀕死の傷を負わされ、さらに暴行と器物破損の容疑で告訴された。警察は「ワイルド・チェリー」のイカサマ賭博を調べず、クリスをリンチし深傷を負わせた男たちへの容疑も問題にしなかった。ジェイと警察は裏で繋がっていたのだ。あまりの酷い町の状態にクリスは保安官となって立ち向かった。そこへ、ジェイがマシンガンを手にした刺客を放ってきたのだった。ジェイへの深く強い怒りを爆発させる。それは故郷を取り戻すために立ち上がった男の戦いでもあった。

ShareSNSでシェアしよう!

TOP